マイルCSも阪神の荒れ馬場で大波乱か!?  穴党記者が「怖い存在」と指摘する伏兵2頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

「秋初戦の前走・GIIスワンS(10月30日/阪神・芝1400m)は馬体重8kg増での出走でしたが、絞り込むのにかなり苦労したようです。それもあってか、レースでも序盤は好位をうかがいながら、内でゴチャついて後手に回ってしまいました。後半も4コーナーから直線入り口にかけて、馬群に包まれて厳しい展開を強いられました。

 それでも、最後は進路ができてから、鋭い伸びを見せて2着。状態面やレース内容を考えると、改めて地力を示す走りを見せたと思います。

 昨年のマイルCSでは10着に敗れていますが、当時は本来の出来にはなかったと聞いています。阪神マイルも、昨春のGII阪神牝馬Sで快勝している舞台。実績は十分です。

 ディープインパクト産駒ながら、この馬も少し時計がかかる馬場が理想。今の芝にも合いそうなので、軽視は禁物です」

 戦前にレイパパレ、アカイトリノムスメといった「2強」が注目されたエリザベス女王杯は大波乱となったが、グランアレグリア、シュネルマイスターという「2強」が再び脚光を浴びるマイルCSはどうなるのか。再度"大荒れ"という結果を期待するなら、ここに名前が挙がった2頭もマークしておくべきだろう。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る