エリザベス女王杯は穴党女性記者の目利きにお任せ。地力ある2頭が「2強」を蹴散らす (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 何より、同馬は2走前のGIヴィクトリアマイル(5月16日/東京・芝1600m)2着という結果が際立っています。勝ったグランアレグリアには4馬身離されたものの、決して適距離ではないなかで2着に食い込んだのは地力の高さゆえでしょう。

 遡れば、デビュー2戦目の白菊賞(京都・芝1600m)では、先日の海外GIブリーダーズカップ フィリー&メアターフ(現地時間11月6日/アメリカ・芝2200m)を勝ったラヴズオンリーユーに1馬身4分の3差の2着と奮闘しています。世代のトップ級相手に揉まれてきた経験がここでも生かされるはず。ゴール前で一気に突き抜けるシーンを期待したいですね」

 GI馬のレイパパレとアカイトリノムスメという「2強」対決に注目が集まる今年のエリザベス女王杯だが、虎視眈々と栄冠を狙う伏兵馬もズラリ。なかでも、ここに挙げた地力を秘めた2頭があっと言わせる結果をもたらしてもおかしくない。

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