エリザベス女王杯の本命、レイパパレとアカイトリノムスメを徹底比較。もう1頭気になる血統馬も

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 もう1頭、気になる存在がクラヴェル(牝3歳/栗東・安田翔伍厩舎)。

 同馬はここ3戦、GⅢマーメイドS(阪神/芝2000m)2着、GⅢ中京記念(小倉/芝1800m)3着、GⅢ新潟記念(新潟/芝2000m)3着と勝ちきれず、重賞は未勝利。GⅠは初出走だが、父は昨年の牝馬三冠馬デアリングタクトや、今秋の天皇賞を勝ったエフフォーリアと同じエピファネイア。デアリングタクトとは母の父キングカメハメハ、祖母の父サンデーサイレンスも同じだ。

 さらに、母ディアドラマドレ、祖母ディアデラノビアがエリザベス女王杯でいずれも3着に入っており、レースに縁のある血統馬でもある。母、祖母と同じように3着となるか、もしくは母らの無念を晴らすのか。この馬の走りにも注目したい。

 以上、今年のエリザベス女王杯は、アカイトリノムスメを中心に、クラヴェルの激走にも期待したい。

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