フランスで8戦8勝という名牝の弟、友道厩舎期待のアーティットがまもなくデビュー (2ページ目)
現在はすでに入厩して、デビューに向けて調整されているアーティット。同馬を間近で見ている陣営の評価はどれほどのものなのか。関西競馬専門紙記者がその様子を伝える。
「友道調教師はアーティットについて、『ひと夏越して、ディープ産駒らしい体の柔らかさが出てきた』と話しています。当初は欧州血統に多い体の硬さが目立っていたようですが、その点はだいぶ解消されてきたそうです。
また、体の柔らかみが出るにつれて『動きも徐々によくなってきた』と友道調教師。馬体重は490~500kgほどで、性格的にはおっとりしているみたいです。デビューを焦らず、ここまでじっくり調整してきたことがプラスに働いたようで、現状では特に大きな問題はなさそうです。
とはいえ、まだこれからの馬で、友道調教師は『じっくりやっていきたい』とのこと。デビュー戦の結果にとらわれることなく、長い目で見ていきたいタイプと言えるかもしれません」
初陣は11月13日の2歳新馬(阪神・芝1800m)を予定。鞍上はクリストフ・ルメール騎手が務めるという。
はたして、フランスの名牝を姉に持つアーティットはデビュー戦でどんな走りを見せるのか。必見である
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