大本命ソダシは秋華賞で本当に勝てるのか。追い風となる材料はいっぱいあるが... (3ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Sankei Visual

「あの敗戦で、ジョッキーも、厩舎も"無敗のプレッシャー"から解放された。このことは、周りが思う以上に、当事者たちにとっては大きいはず」

 また、今年の秋華賞は京都競馬場の改修工事により、阪神競馬場で行なわれる。このことも、ソダシにとっては有利になる。京都は未経験ながら、阪神ではGI阪神ジュベナイルフィリーズ(2020年12月13日/芝1600m)、GI桜花賞(4月11日/芝1600m)と2戦2勝である。

 オークスの敗因は距離よりも、ソダシが自らの「難しい」と言われる気性を制御できなかったことにある。

 秋華賞もまた、相手関係や展開より、自分との戦い。

 まずは自分との戦いに勝つこと。勝利はその先に待っている。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る