そろそろ荒れそうな毎日王冠。不気味なのは過去10年で波乱を演出したタイプに似た3頭

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

前走に続いて再び波乱を演出するのか、注目されるマイネルファンロン前走に続いて再び波乱を演出するのか、注目されるマイネルファンロンこの記事に関連する写真を見る そして今年も1頭、前走で重賞を勝っていながら、人気薄になりそうな馬がいる。マイネルファンロン(牡6歳)である。

 同馬は、前走でGIII新潟記念(9月5日/新潟・芝2000m)を制しているが、12番人気での激走だったゆえフロック視する向きが強く、今回はさらにメンバーが強化されることもあって、再び伏兵の域を出ない。だが、過去の例からして軽視は禁物である。ヒモ穴の1頭として、押さえておいてみてはどうだろうか。

 続いて注目したいのは、重賞やオープン競走で勝利、あるいは連対実績が何度もありながら、成績に波があって、ハイレベルな重賞では高い信頼を得られない馬である。毎日王冠ではこうした馬がよく穴をあけている。

 いい例となるのは、2012年に9番人気で3着と健闘したタッチミーノット、2013年に6番人気で2着に入ったジャスタウェイ、同年に5番人気で3着となったクラレント、2014年に8番人気で勝利したエアソミュール、同年に11番人気で2着に食い込んだサンレイレーザー、2020年に4番人気で2着となったダイワキャグニーらである。

 今回もこれらと似たタイプの馬が出走する。サンレイポケット(牡6歳)だ。

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