高田秋がスプリンターズSで注目の4頭。3歳馬、夏の調子、展開をポイントに選んだ (2ページ目)

  • 河合 力●構成 text by Kawai Chikara
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

「秋競馬はたくさん勝って祝杯をあげたい!」と意気込む高田さん「秋競馬はたくさん勝って祝杯をあげたい!」と意気込む高田さんこの記事に関連する写真を見る 特にセントウルSは、今回1番人気が予想されるレシステンシアと同タイム、わずかクビ差での惜しい2着。内容の濃い走りで、今回もおもしろい存在だと思うんです。

 データを見ると、3歳馬は過去10年で2着1回、3着1回のみと、苦戦しているのも事実。3歳馬の勝利は、2007年のアストンマーチャンまでさかのぼるとか。少し厳しいデータですが、前走でレシステンシアと互角のレースができているなら、ここも十分通用すると思っています。

 そのレシステンシアは、牝馬ながら中2週のローテーションが少し気になります。もう1頭の人気馬ダノンスマッシュは、前走で香港のGⅠを走って以来、5カ月以上間隔を開けての出走ですよね。そうなると、ピクシーナイトにもつけ入るスキがあるかもしれません。

 ちなみに、私はジョッキーとの相性も重視するのですが、ピクシーナイトはデビューから7戦すべてで福永祐一騎手が騎乗しているのも好印象。コンビの力で好走を期待しています。

 次に、少し穴っぽいところで気になるのはファストフォース(牡5歳)ですね。こちらもとにかく絶好調。2走前のCBC賞ではピクシーナイトを下し、前走のGⅢ北九州記念(8月22日/小倉・芝1200m)は2着。サマースプリントシリーズのチャンピオンになりました。

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