スプリンターズSで台頭する伏兵のタイプは決まっている。穴党記者はこの2頭を推す (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 松田記者はもう1頭、実績がありながら低評価にとどまることが多い馬にも注目する。

「昨年も10番人気で3着に入ったアウィルアウェイ(牝5歳)です。前走のGIII北九州記念(8月22日/小倉・芝1200m)は馬場が悪くて伸びきれませんでしたが、良馬場だった2走前のGIIICBC賞(7月4日/小倉・芝1200m)では3着と好走しました。

 このCBC賞はレコードが連発した小倉の開幕週での施行。以前は高速馬場では追走に手間取るところがあったのですが、同レースではスムーズな追走からきっちり最後も伸びてきました。

 直線の急坂を苦にしないことは1年前にも証明しており、良馬場なら昨年よりも前目の位置からいい脚が使えるのでは? という期待ができます。ジャンダルムともども、展開を味方にしての大駆けがあっても不思議ではありません」

 ここから始まる秋のGIシリーズ。幸先のいいスタートをきるためにも、第1弾となるスプリンターズSでオイシイ配当をゲットしたいところ。ひょっとすると、ここに挙げた2頭がその手助けをしてくれるかもしれない。

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