2021.09.12

京成杯オータムH、コース適性高い先行馬2頭を穴党記者が強力プッシュ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

中山のマイル戦で3勝を挙げているスマイルカナ中山のマイル戦で3勝を挙げているスマイルカナ この記事に関連する写真を見る  そうして、松田記者が穴馬候補として挙げたのは、昨年のレースで2着だったスマイルカナ(牝4歳)だ。

「ここ2戦はふた桁着順に沈んでいますが、コース巧者の同馬の復活に期待しています。中山マイルは重賞2勝を含めて3勝、2着1回、着外1回。昨年も大外枠発走ながら、先行力を発揮して2着に粘りました。今年は昨年の52kgから55kgとハンデは重くなりますが、十分に勝負気配を感じさせています」

 気になるのは、松田記者も触れている直近2戦の惨敗だが、その点については「度外視していいのでは」と同記者は言う。

「春2戦の大敗、GIIIダービー卿チャレンジトロフィー(4月3日/中山・芝1600m)の14着、GIヴィクトリアマイル(5月16日/東京・芝1600m)の15着という結果についても、理由があります。

 ダービー卿CTは休み明け。小柄な牝馬であるにもかかわらず、マイナス10kgと馬体を減らしての出走が響きました。続くGI戦も、そこから本調子に至っていないことを、鞍上を含めた陣営が匂わせていました。要するに、調子が上がらないなかでの惨敗だった、ということです。

 そこから、この中間は夏休みを挟んだこともあって、体調もすっかり戻っています。追い切りでは2週前、1週前とウッドコースで、ラスト1ハロンで軽々と11秒台を計時していました。

 デビュー当初は逃げてこその馬でしたが、今は番手に控えても競馬ができる。先行有利の馬場状態を想定すれば、今年も外せない1頭です」