新潟記念で狙いたい万馬券。上がり馬と人気薄の実力馬、デムーロ騎手の騎乗馬に期待

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  • photo by Sankei Visual

 夏の新潟開催のフィナーレを飾るGIII新潟記念(新潟・芝2000m)が9月5日に行なわれる。

 同レースは、この時期の気候と同様、馬券も"アツく"なりやすい。過去10年の結果を振り返っても、3連単では好配当が続出。10万円超えの高配当が6度も出ており、2013年には10番人気のコスモネモシンが金星を挙げ、8番人気のエクスペディションが2着、7番人気のファタモルガーナが3着に入って、55万8010円という高額配当が生まれている。

 となれば、穴狙いに徹したい一戦。過去10年の結果を参考にして、今年のレースでオイシイ配当をもたらしてくれそうな激走馬を探し出してみたい。

 まず、注目すべきは「上がり馬」。人気、人気薄を問わず、直近3走以内にオープン入りを果たした馬の奮闘が目立っているからだ。

 具体例を挙げると、2014年に1番人気に応えて快勝したマーティンボロ、同年に5番人気で2着となったクランモンタナ、2015年に13番人気で3着に突っ込んできたファントムライト、2016年に2番人気で勝ったアデイインザライフ、2017年に6番人気で勝利したタツゴウゲキ、2019年に6番人気で2着に入ったジナンボー、2020年に2番人気で優勝したブラヴァス、同年に5番人気で3着に入線したサンレイポケットらがいる。

 ということで、今年もここ最近のレースでオープン入りを決めた上がり馬が狙い目となる。候補となるのは、アドマイヤポラリス(牡5歳)、エフェクトオン(牡5歳)、クラヴェル(牝4歳)、パルティアーモ(牝5歳)、ヤシャマル(牡4歳)、ラインベック(牡4歳)だ。

 どの馬も面白い存在となるが、候補馬6頭というのはさすがに多い。そこで、過去10年の結果を改めて見ていると、牝馬が馬券圏内(3着以内)に入ったのは一度しかないことがわかった。その点を重視して、ここではクラヴェルとパルティアーモの評価は下げたい。

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