2021.09.03

小倉2歳Sの最有力2頭。コース実績がある血統で連対も期待できる

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 ショウナンマッハの母系を見ると、母の父ダイワメジャーも前述のレーヌミノルのほか、2011年の勝ち馬エピセアロームも出すコース巧者で、3代母は女傑ヒシアマゾン。ヒシアマゾンはGⅠエリザベス女王杯(芝2400m)、GⅠ阪神3歳牝馬S(芝1600m)、1200mのGⅢクリスタルCも脅威の末脚で勝利している。

 同牝系にはGⅠスプリンターズSのスリープレスナイトもいて、同馬は今回と同じコースで行なわれたGⅢ北九州記念の勝ち馬でもある。さらにこの牝系は、今年のGⅠ皐月賞馬エフフォーリアも出たファミリーということで、"血の勢い"は十分。牝系の活躍馬が連鎖するということは競馬の世界ではよくあることで、ショウナンマッハもエフフォーリアに続き、GⅠ戦線を沸かせる存在になるかもしれない。

 2番手にはスリーパーダ(牝2歳/栗東・斉藤崇史厩舎)を推したい。半姉にGⅠオークスを勝ったシンハライトがいる良血馬。父ミッキーアイルは昨年の勝ち馬メイケイエールの父で、今年もナムラクレアがOPフェニックス賞を勝利した。夏の小倉芝1200mの2歳戦では、これまで17戦7勝、2着2回、3着3回。勝率41.2%、連対率52.9%という驚異的な数字を残している。

 スリーパーダは7月17日の新馬戦(小倉/芝1200m)で、2、3番手追走から1分09秒9のタイムで2着に1馬身半差をつけて勝利。ショウナンマッハの走りに比べるとややインパクトに欠けるが、小倉2歳Sはスピードだけでなく、好位につけられる器用さが問われることもあり、逆転も可能だろう。

 以上、今年の小倉2歳Sは、ショウナンマッハとスリーパーダの2頭に期待する。