札幌記念はトップ牝馬の激突に注目も、牡馬「堅実派」が魅力的 (2ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 もう1頭、ソダシにも注目しています。2歳時には、GIII札幌2歳S(札幌・芝1800m)を勝利。コース適性からも期待できます。
                          
 牝馬二冠がかかった前走のGIオークス(5月23日/東京・芝2400m)では8着と惨敗。デビューからの連勝も止まってしまいましたが、クロフネ産駒ゆえ、芝2400mの舞台が合わなかっただけだと思います。

 気性に繊細なところはあるものの、レース運びは器用。先行力を生かせるコースに替わることはプラスになりそうです。

 オークスで敗れたとはいえ、世代をけん引する活躍を見せてきたことを思えば、ここで無様な競馬はできません。それこそ、3歳世代のレベルを疑われかねませんからね。GI馬のプライドや貫禄を見せる意味でも、レース内容を含めていい走りを見せてくれることを期待したいです。

札幌記念で上位進出が期待されるステイフーリッシュ札幌記念で上位進出が期待されるステイフーリッシュこの記事に関連する写真を見る さて、夏の大一番の「ヒモ穴馬」にはステイフーリッシュ(牡6歳)を取り上げたいと思います。フレグモーネでGII日経賞(3月27日/中山・芝2500m)を回避したことでブランクはありますが、過去の結果を見ても休み明けで崩れておらず、今回も心配はいらないでしょう。

 3歳時のGII京都新聞杯(京都・芝2200m)以来、勝ち星からは遠ざかっているものの、堅実派として知られ、重賞では2着が5回、3着が7回もあります。一時は同じ騎手にこだわっていましたが、ここ最近は誰が乗っても安定した成績を残しています。

 天候やコースを問わないタイプ。それでも、どちらかと言えば、小回りコースのほうが合うような感じがします。勝ちきるのは難しいかもしれませんが、「ヒモ穴」としては魅力的な一頭です。

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