再び100万馬券が炸裂か。荒れる北九州記念で穴党記者が確信をもってオススメする4頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 姉のシゲルピンクダイヤよりも精神的に落ち着いていて、小倉への輸送競馬も問題はないはず。斤量52kgと、引き続き軽ハンデ。再び歴戦の古馬との激突となりますが、環境と乗り手が替わっての一変に期待したいです」

 大西記者ももう1頭、楽しみな馬がいるという。

ボンボヤージ(牝4歳)です。同じ舞台で行なわれた前走の3勝クラス・マレーシアC(7月10日/小倉・芝1200m)では、2番手追走から楽々と抜け出すという優秀な勝ちっぷり。高速決着が目立った前開催の小倉とはいえ、1分6秒9の好時計で走破し、着差以上に中身の濃いレースを見せてくれました。

 前走後は短期放牧を挟んで、ここを目標に調整。まだ精神的な部分で幼さを残すものの、1週前追い切りでは騎乗した岩田望来騎手が『パワーアップしていますね』と話しており、肉体面の成長は著しいです。

 全兄ファンタジストが2018年の小倉2歳Sを快勝。血統的に見ても小倉との相性はよく、現に同馬も3戦2勝、2着1回とコース適性は高いです。加えて、半姉コロラトゥーレが7歳にしてオープン入りを決めたように、成長力もある血統で、一戦ごとの伸びしろも大きいです。

 重賞は2歳時にGI阪神ジュベナイルフィリーズ(10着。阪神・芝1600m)に出走して以来、二度目。当時は未勝利を勝ってすぐの格上挑戦で、さすがに相手が強すぎました。今回も一線級の短距離馬が相手になりますが、着実に力をつけてきた今なら、決してひけはとりません。スタートを決めて流れに乗れるようなら、重賞初制覇の可能性も十分にあります」

 波乱必至の北九州記念。今年はここに名前が挙がった4頭が高配当をもたらす使者となるかもしれない。

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