レパードSは直近の戦績に惑わされるな。穴党記者が推す人気の盲点となる3頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 ただし、太田記者はこのロードシュトローム以上に期待している馬がいる。

レプンカムイ(牡3歳)です。以前から鞍上の鮫島克駿騎手が、『将来性を感じます』と期待している素質馬。前走は古馬相手の2勝クラス・インディアトロフィー(7月10日/小倉・ダート1700m)に臨み、今回も出走するホッコーハナミチ(牡3歳)の2着に敗れていますが、前崩れの展開を2番手で踏ん張ってレコード決着を演出。十分に評価できる内容でした。

 今回は、3戦3連対の左回りに替わるのもプラス。また、もまれ弱いところがあるので、小倉よりもゆったりとした新潟のほうが合うはず。逆転があってもおかしくありません」

 木村記者ももう1頭、気になる馬がいるという。

タイセイアゲイン(牡3歳)です。近走の戦績は今ひとつですが、2歳新馬(中京・ダート1800m)、1勝クラスのプラタナス賞(東京・ダート1600m)とデビュー2連勝を飾っている馬。その後も、地方交流GI全日本2歳優駿(4着。川崎・ダート1600m)など、オープンクラスのレースで健闘していました。

 その結果から力があるのは確か。2歳時の走りを思えば、前にいける脚も備えています。直近の成績によってかなり人気を落としそうですから、穴馬として面白い存在だと思いますよ」

 東京五輪にも負けないほどの"熱き戦い"が繰り広げられる真夏の3歳ダート重賞。激アツの馬券ゲットを望むなら、ここに名前が挙がった3頭で勝負してみるのも悪くない。

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