クイーンSで勝敗のカギ握る函館の馬場。穴党記者が激走を見抜いた4頭 (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

「有力馬のマジックキャッスル、ドナアトラエンテ(牝5歳)、テルツェット(牝4歳)、フェアリーポルカ(牝5歳)などは、中団から勝負どころで進出するタイプ。となれば、逃げ、先行で結果を出しているシャムロックヒルは、序盤から勝負どころまで前で楽に運べるはず。その展開の利は大きいと思います。

 斤量こそ、前回の50kgから55kgと大幅に増えますが、クッション度の低い洋芝は歓迎のクチ。前、前で運んで、後ろに脚を使わすように動いて、適度に上がりがかかる競馬となれば、重賞連勝も。その能力は秘めています」

 前走の結果がフロック視されているシャムロックヒル。再び勝ち負けを演じることになれば、今回もオイシイ配当をもたらしてくれるかもしれない。

 そんなシャムロックヒル同様、ここに挙げた面々は皆、一発あっても不思議ではない。はたして、真夏の牝馬決戦で波乱を起こすのはどの馬か、必見である。

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