クイーンSで勝敗のカギ握る函館の馬場。穴党記者が激走を見抜いた4頭 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

クイーンSでの大駆けが期待されるサトノセシルクイーンSでの大駆けが期待されるサトノセシルこの記事に関連する写真を見る そこで三嶋記者は、今回格上挑戦で、重賞初挑戦となるサトノセシル(牝5歳)を穴馬候補に挙げる。

「前走の2勝クラス・洞爺湖特別(7月3日/函館・芝1800m)は、同型が控えて単騎で逃げられたとはいえ、平均ペースでレースを作って2着に1馬身半差の完勝。強い内容でした。勝ちタイム1分47秒0は、同週のオープン特別・巴賞(7月4日/函館・芝1800m)の勝ちタイムを1秒も上回っており、格上挑戦でも侮れません。

 口向きが難しい馬ですが、前走ではその点でも改善が見られました。およそ5カ月半ぶりの前走を叩いて、上積みも見込めます。ここで好勝負を演じてもおかしくありません」

 三嶋記者はもう1頭、シゲルピンクダイヤ(牝5歳)も穴候補に推奨する。

「以前はゲート入りを嫌がって、発走時間を遅らせることもありましたが、目隠しをして入るようになってからはスッとゲート入りし、不安だったゲートが改善。以前に比べて、前半から好位のポジションを取れるようになりました。

 2歳未勝利を勝った2018年11月以降、勝ち星からは遠ざかっていますが、GI桜花賞(阪神・芝1600m)2着、GI秋華賞(京都・芝2000m)3着と、能力が高いことは明らか。前走のGIヴィクトリアマイル(5月16日/東京・芝1600m)でも見せ場たっぷりの5着と奮闘しました。

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