難解極める函館記念はコース適性を重視。アッと驚く穴馬の台頭も考慮すべし (2ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 みなさんが最も気になっているカフェファラオはどうか?

 同馬の参戦には僕も驚かされましたが、主戦はダートでもスピードに長けたタイプ。洋芝ならこなせると思いますし、今年の函館は力の要るコンディションですから、なおさら対応可能でしょう。

 ただ、コーナー4つのコース、2000mという距離には疑問を感じます。メンバー唯一のGI馬で格上なのは間違いありませんから、相手上位といった位置づけが妥当かもしれませんね。

 昨年の覇者アドマイヤジャスタが再び大駆けの予感...... 昨年の覇者アドマイヤジャスタが再び大駆けの予感......この記事に関連する写真を見る さて、今回の「ヒモ穴馬」にはアドマイヤジャスタ(牡5歳)を取り上げたいと思います。

 昨年の勝ち馬ですが、その前後の成績はさっぱり。過去にブリンカーやホライゾネットなどの馬具を何度も試されてきたように、気難しさを抱える馬。その分、成績にムラがあるのでしょう。

 しかし、こういったタイプだからこそ、滞在競馬の北海道開催は合っていると思います。脚質的にも上がりのかかる展開を得意としており、洋芝にも適性があるのでしょう。

 15番人気で制した昨年も、大敗続きの状態からガラッと変身した姿を披露。穴として狙うのであれば、北海道に舞い戻る今回と見ました。

 鞍上も昨年と同じ吉田隼人騎手。直近2走は道悪が響いたようですし、ここでアッと言わせる走りを見せてほしいと思っています。

大西直宏のオフィシャルブログ>

大西直宏公式LINE@始めました。
元騎手の視点で馬券のヒントになる情報をお届け!
友だち追加で「@0024n」を検索!
下のQRコードを読み取って頂くことでも見られます。

◆今年も函館記念は波乱の予感。人気薄になりそうな馬から激走期待の2頭に注目>>

◆300万馬券再び!? 小倉開催の中京記念で一発狙える3頭を穴党記者が伝授>>

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る