条件が一変したプロキオンSは直感冴える穴党記者推奨の激アツ4頭におまかせ (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

スマートダンディー(牡7歳)です。前走のリステッド競走・栗東S(5月16日/中京・ダート1400m)は中団から伸び切れずに6着。GIフェブラリーS(2月21日/東京・ダート1600m)からの休み明けだったことも影響したのではないでしょうか。

 中間は短期放牧を挟んで、このレースを目標に丹念に調整されてきました。もともと攻め馬でも動くタイプで、この中間は前走以上に機敏な走りを披露。気配は間違いなく上向きです」

プロキオンSでの大駆けが期待されるスマートダンディープロキオンSでの大駆けが期待されるスマートダンディーこの記事に関連する写真を見る 今回、スマートダンディーは初のダート1700m。トップウイナーと同じく距離延長が懸念されるが、こちらも「不安はない」と大西記者は語る。

「マイルでの好走歴があり、7歳と年齢を重ねた今なら、距離延長もこなせるはずです。比較的前目で運びそうな馬が多いメンバー構成も、末脚を武器とするこの馬にとっては、プラスに働きそう。京都で結果を出しているように、直線が平坦な舞台も合っていると思います。

 鞍上は何度も騎乗経験があり、同馬のことを知り尽くしている秋山真一郎騎手。初めての舞台でも、しっかりと持ち味を引き出してくれるでしょう。自慢の末脚が生きる展開になれば、重賞初制覇も見えてくるかもしれません」

 まるで"新設重賞"かのように条件がガラッと変わった今年のプロキオンS。大荒れムードが漂うなか、ここに挙げた4頭に高配当の夢を託してみるのも悪くない。

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