初陣間近。松山弘平騎手が「水準以上」と好感触を得ているベルクレスタ (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 その後も重賞戦線で奮闘した彼女の半妹にあたるのが、ベルクレスタ。高い注目を集めるなか、6月12日の2歳新馬(中京・芝1600m)で初陣を迎える予定だ。

 さて、デビューに向けての同馬の動きはどうなのか、関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。

「レースでコンビを組む予定の松山弘平騎手が調教でも騎乗。感触を聞いたところ、『まだ少し緩いところはあるけど、デビュー前の動きとしては水準以上』とコメント。合格点を与えられる出来にあるそうです。距離は『1600m~1800mあたりがよさそう』と分析していました」

 トレセン入りした当初は、他のジョッキーも同馬に騎乗していて、好感触を得ているという。トラックマンが続ける。

「以前、服部寿希騎手も追い切りに乗っていて、『余裕のある動きで手応えがよかった』と話しています。ジワジワ加速して、最後は『スッと伸びた』と言っていました。服部騎手も『マイル以下のイメージではない』と語っており、距離適性に関しては、松山騎手の意見と一致しています」

 ベルクレスタも姉のアドマイヤリードと同じくGIタイトルを獲得できる存在になれるのか。まずはデビュー戦での走りをしっかりとチェックしたい。

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