グランアレグリアに「凡走のリスク」。安田記念は穴党記者が推す4頭の出番だ (2ページ目)
では、どういった馬が"打倒グランアレグリア"を果たすのか。吉田記者はこう分析する。
「ダービーでは、ディープインパクト産駒のシャフリヤールが切れ味を武器にしてエフフォーリアを下しましたが、今の馬場を踏まえれば、それは必然と言えます。グランアレグリアもディープインパクト産駒であることを考えると、逆転を期するならば、同じディープインパクト産駒になるでしょう」
安田記念での復活が期待されるダノンキングリーこの記事に関連する写真を見る そこで、吉田記者はダノンキングリー(牡5歳)を推奨する。
「何より気になるのは、川田将雅騎手が主戦のダノンプレミアム(牡6歳)ではなく、同馬を選んだことです。また、一昨年のGII毎日王冠(東京・芝1800m)で見せたすばらしい決め脚がいまだに忘れられません。
この中間はじっくりと立て直しを図って、好調時とそん色ない攻め気配を見せています。休養期間を長く取ったことが奏功したのでしょう。
1週前のフォトバドックでは、よりマイラー色が濃くなって、パワーアップしたことが顕著に見受けられました。今の馬体であれば、斤量58kgでもパフォーマンスが落ちることなく、秘めたポテンシャルを存分に発揮できそう。気性的にも休み明け初戦にこそ、妙味があります」
吉田記者はもう1頭、GII金鯱賞(3月14日/中京・芝2000m)において、最低の10番人気で強豪馬を蹴散らして勝利したギベオン(牡6歳)を推す。
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