ほのかが安田記念で厳選した6頭。本命はグランアレグリアも有力馬2頭を消した (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

 ▲はケイデンスコールです。

 今年に入って、重賞3戦で2勝、2着1回と絶好調。前走のGIIマイラーズCでは、最後の直線で外に出してからの伸びが秀逸でした。管理する安田隆行調教師も、「勝ち方が一番よかった。自信を持ってGIに挑戦できる」とコメント。ここに来て、本格化の気配を感じます。

 2019年のNHKマイルCでも2着と奮闘。左回りのマイル実績もありますから、古馬GI初参戦でも侮れないと思います。

 特注馬(☆)は、上がり馬のカラテです。

 昨年まではあまり注目されていなかった馬ですが、今年初戦の3勝クラス若潮Sで2着以下を引き離して完勝。前走のGIII東京新聞杯も馬群を割って突き抜けました。内容もよく、どんどん強くなっていますよね。

 近6走はずっと芝1600mを使い続けているのも、マイル適性が高いからでしょう。楽しみな1頭です。

 △は2頭。まずはカテドラルです。

 前走の東京新聞杯は、カラテと好勝負を演じての2着。カラテに注目する以上、こちらも見逃すことはできません。☆に近い△です。鞍上の田辺裕信騎手が、安田記念ではロゴタイプに騎乗して1着(2016年)、2着(2017年)と結果を残しているのもプラス材料になります。

 もう1頭の△はラウダシオン

 昨年のNHKマイルCの勝ち馬ですし、同じ舞台で行なわれた昨年のGIII富士Sも2着。東京マイルは合っていると思います。前々走の高松宮記念は14着と大敗していますが、得意の舞台に戻れば、大崩れはないでしょう。

 人気になりそうな馬の中で、今回の"消し"はサリオスです。

 前々走のマイルCS、前走の大阪杯と、ともに5着。3歳時とは違って、少し調子を落としている気がします。グランアレグリアとの直接対決で2戦とも敗れ、マイルCSではインディチャンプにも後塵を拝しました。今回も逆転は厳しいと判断しました。

 また、今年のNHKマイルCを勝ったシュネルマイスターも、ここで勝ち負けを演じるのは厳しいと見ています。3歳馬ですし、まだ早いかな、と。

 馬券的には、グランアレグリアの軸は堅いと踏んで、同馬の1着固定で印をつけた5頭にながす3連単で勝負してみたいです。あとは、グランアレグリア以外の馬によるワイドの5頭ボックス。ワイドでもオイシイ配当が期待できそうなので、押さえておこうと思います。

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