美女馬券師は、日本ダービーでエフフォーリア以上に勝たせたい馬がいる

  • text by Morinaga Maaya

 国枝調教師と言えば、名牝アーモンドアイやアパパネを育て上げ、牝馬三冠を2度も成し遂げている名トレーナーですが、いまだ日本ダービーは勝つことができていません。以前、トレセンで何気ない会話をさせていただいた時も、「もしアーモンドアイで日本ダービーに出走していたら......」という話をしていらっしゃいました。そんな国枝調教師も、ダービーに挑戦できる回数は限られてきています。

 ですから、エフフォーリアの横山武史騎手や鹿戸雄一調教師にも勝ってもらいたいのですが、順番的には「今年は国枝先生に回ってきてほしい」と思う心情のほうが強いです。

 サトノレイナス自身、GI桜花賞(4月11日/阪神・芝1600m)で繰り出した上がり32秒9という末脚は、男馬にもひけをとりません。牝馬なので、斤量の恩恵(2kg)があるのも大きいです。距離が延びて、東京コースに替わるのも「プラス」という陣営のコメントもありました。

 牝馬でダービーを制す――というのが、何とも国枝調教師らしい。その感動的なシーンをぜひ見てみたいです。

 3番手(▲)は、馬券的な妙味を感じるグレートマジシャン。東京競馬場では2戦2勝。特に2戦目の1勝クラス・セントポーリア賞(1月31日/東京・芝1800m)では、スタートで出遅れながらも、上がり33秒3という末脚を披露。1分46秒5の好時計で勝ちきりました。

 開幕週の馬場ということもあったと思いますが、2週間後に行なわれた共同通信杯の勝ち時計が1分47秒6。単純な時計比較ですが、1秒1も速い決着を制しているというのは、プラス要素となります。

 前走の毎日杯でもレコード決着の2着。勝ったシャフリヤールにはクビ差及びませんでしたが、メンバー中、最速の上がりタイムをマークしました。全兄フォイヤーヴェルクは2400m戦で4勝。血統的にはこの舞台は向きそうな気がします。

 資金に余裕があったら、この3頭を絡めた馬券を全通りで買いたいくらいですが、そうはいきませんので、応援馬券としてのサトノレイナスの単勝と、印の馬を絡めての3連複で勝負したいと思っています。

【推奨馬券】
◆単勝=(16)
◆3連複フォーメーション(15通り)=1頭目(1)、2頭目(13)(16)、3頭目(2)(6)(7)(10)(11)(13)(14)(16)(17)

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