2021.05.21

オークスのカギは決め手。穴党の女神たちが推すソダシを脅かす3頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 スルーセブンシーズについては、中嶋記者も熱視線を送る。

「相手強化でどこまでやれるかが課題ですが、これまで3戦していずれもメンバー最速の上がりを繰り出して、2勝、3着1回とすべて馬券圏内に入っています。前走のミモザ賞では重馬場も苦にせず、外を回って楽勝しました。

 格下のイメージがあるものの、デビュー以来、1800m~2000mの長めの距離を使ってきており、その経験がプラスに働きそう。父は2200mと2500mのGIを勝っているドリームジャーニー。『夢の旅』の娘が『七つの海を越えて』という名前であることにも、ロマンを感じますね」

 実は、中嶋記者にはスルーセブンシーズ以上に注目している馬がいるという。忘れな草賞(4月11日/阪神・芝2000m)を勝ったステラリア(牝3歳)だ。

「ここ2戦は牝馬限定戦でしたが、デビューから4戦は牡馬混合レースを使ってきました。4戦目のベゴニア賞(11月29日/東京・芝1600m)では、のちに共同通信杯で4着、青葉賞で2着と奮闘したキングストンボーイに僅差の2着。その結果にレベルの高さがうかがえますし、これまで力のある牡馬と戦ってきた経験がオークスでも生かされるのではないでしょうか。

 また、2走前のGIIIクイーンC(2月13日/東京・芝1600m)6着は、スタートで躓いて、ポジションが悪くなってのもの。最後はメンバー最速タイの上がりを繰り出して追い込んでいます。前走の忘れな草賞でも、最速の上がりで快勝。リステッド競走で突き抜けた脚はGIでも通用するはずです」

 白毛馬として、史上初の快挙を果たし続けているソダシ。さらなる偉業達成へ注目が集まるが、若き牝馬にとってタフな条件となる舞台では何が起こるかわからない。ここに挙げた馬たちが"絶対女王"にひと泡吹かせるようなことがあってもおかしくない。