穴党記者が熱視線。ヴィクトリアマイルは大駆け条件そろう3頭で勝負 (2ページ目)
「前走の高松宮記念(3月28日)は初の1200m戦。加えて、7枠15番という外枠発走で、雨による重馬場と、不向きな条件が重なりました。それでも、最後は後方からしぶとく詰めて8着。力のあるところを見せてくれたと思います。
2走前のGII阪神C(12月26日/阪神・芝1400m)では、古馬牡馬相手に2着と健闘。同馬を管理する手塚貴久調教師も『前回は雨が降ったし、条件的にも今回のほうが全然いい』と話しており、巻き返しは十分にありますよ」
坂本記者はもう1頭、ベテラン牝馬をオススメする。
「サウンドキアラ(牝6歳)です。前走の高松宮記念は6着でしたが、同馬も初の1200m戦で能力を存分に発揮するには難しい面があったと思います。
今回は叩き2戦目で、1週前の調教では栗東の坂路で52秒1-12秒8と好時計をマーク。しっかり負荷をかけていて、体調はよさそうです。
そもそも昨年のレースで、アーモンドアイに続く2着となった馬。1分31秒3という走破時計も価値があります。いわゆる"リピーター"の好走が多いレースですし、軽視は禁物でしょう」
サウンドキアラについては、デイリースポーツの大西修平記者も穴候補の一番手に上げる。
「前走はキャリア初の1200m戦で、重馬場、外枠(8枠17番)と厳しい条件が重なったなかで6着。着順以上に評価できる一戦でした。昨秋は低迷していましたが、厩舎が丹念に乗り込んできたことで復調しました。
実績十分のマイル戦に戻れば、さらにパフォーマンスを上げる可能性は十分。昨年のレースで2着に入っているように、東京コースも歓迎でしょう。
鞍上の松山弘平騎手も完全に手の内に入れており、この馬の力を存分に発揮させてくれるはず。昨年同様、相手は強いですが、リズムよく立ち回ることができれば、再び好勝負を演じても不思議ではありません」
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