ヴィクトリアマイルは3つの穴パターンから浮上する3頭で高配当を狙え (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

昨年(2着)に続いて、上位争いが期待されるサウンドキアラ昨年(2着)に続いて、上位争いが期待されるサウンドキアラ 候補となるのは、サウンドキアラ(牝6歳)だ。昨年は、重賞3連勝を果たしたその勢いのまま、ヴィクトリアマイルでも勝ったアーモンドアイに続く2着と好走した。

 その後は不本意な結果が続いているが、2走前のGII阪神C(12月26日/阪神・芝1400m)で4着、前走のGI高松宮記念で6着と復調気配を見せている。いずれも、勝ち馬との差は決して大きくはなく、スムーズにレースを運ぶことができれば、再び上位争いを演じるチャンスが巡ってくるはずだ。

 次に狙いたいのは、近走の不振で人気低迷中のGI馬である。

 いい例となるのは、「リピーター」としても挙げた2013年のホエールキャプチャ(12番人気2着)、2014年のヴィルシーナ(11番人気1着)、2016年のストレイトガール(7番人気1着)、2020年のノームコア(5番人気3着)らである。

 それぞれGI勝ちがありながら、直近のレースで振るわずに人気を落していたが、得意舞台で奮起。地力の高さを改めて示している。

 そういうことなら、今年もGIを勝っていながら低評価にとどまりそうな馬は押さえておきたい。「2強」以外のGI馬、ダノンファンタジー(牝5歳)である。

 同馬は2歳時に阪神JFを制覇している。しかし、その後はGI勝ちがなく、ここ2走は馬群に沈んで、今回も伏兵の域を出ないだろう。

 それでも、過去の例からして、GI馬である同馬がここで再浮上する可能性は大いにある。3走前にはGII阪神Cを快勝しており、軽視しすぎるのは禁物だ。

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