堤礼実アナの印象に残っているダービー「特別なことだと改めて感じた」 (3ページ目)
過去のダービーを振り返ってみると、強く印象に残っているのは、ワグネリアンが勝った2018年のレースです。ワグネリアンの強さももちろんですが、鞍上の福永祐一騎手の涙がすごく印象的でした。
福永騎手にとって、初のダービー制覇だったと同時に、「天才ジョッキー」と呼ばれた父・洋一さんが成し遂げられなかった夢の実現でもありました。
それ以前に、福永騎手が「ダービージョッキーになりたい」と語ったインタビューも見ていましたし、当然「父の夢を自分が......」というプレッシャーはずっとあったと思います。
そんななか、大ケガをした辛い時期を乗り越え、人一倍の努力を重ね、ようやくダービージョッキーという称号を手にした――その夢が叶った瞬間にこぼれ落ちた涙は、本当にいろんな思いが詰まった涙なのだと想像したら、思わずこちらももらい泣きしそうになりました。それぐらい、ダービーを制するということは、ものすごく特別なことだと、改めて感じた瞬間でもありました。
長年夢見ていたことを実現したときの喜びは、見ているこちらもうれしくなってしまいます。
今年のダービーでは、どんなレースが見られるのでしょうか。
どんな結果になったとしても、すべての馬が不利なく、真の力を出し切る勝負が見たい。その思いはダービーに限ったことではありませんが、競走馬にとっては一生に一度の特別なレースだからこそ、いつにも増してそう願っています。
Profile
堤 礼実（つつみ・れいみ） 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型：O型。趣味：ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの：東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー：「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」
『みんなのKEIBA』（毎週日曜・午後３時00分～）
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