堤礼実アナの印象に残っているダービー「特別なことだと改めて感じた」 (2ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 一方、エフフォーリアは無敗でクラシック一冠を達成。となると、次なる注目は無敗のダービー馬誕生なるか、ですね。

 ただ、それほど甘くないのが、日本ダービーという特別な舞台です。

 皐月賞でエフフォーリアに敗れた馬たちも、「今度こそ」という思いで挑んでくるでしょうし、新たなライバルの登場もあるかもしれません。桜花賞2着の牝馬、サトノレイナスもその1頭でしょう。サトノレイナスのダービー挑戦が正式に発表された時には、Twitterのトレンドにも上がっていたくらいですから、ファンの方々の注目度もかなり高いと思います。

 以前、この連載でもお話ししたように、サトノレイナスは私も"レイつながり"で応援している一頭です。競馬に関わるすべての人たちにとって夢のレースであるダービーに、自分が応援している馬、それも牝馬が出てきてくれることは本当に楽しみです。

 当然、他の出走馬も強い馬ばかりだとは思いますが、レース当日はやっぱり応援しちゃいますね、きっと。

 ダービーの魅力は、何と言ってもその"特別感"。私もまだ競馬を全然知らない頃から、「ダービー」という言葉だけは知っていたというか、聞いたことがありましたし、今こうして仕事で競馬に携わるようになり、競馬に関わる方たちにとってダービーがどれだけ大事なものなのかを知ってからは、一段とその重みを実感しています。

 騎手の方にインタビューをしても、どれほど強い気持ちでダービーを目指しているのか、という話をして下さる方は多いですし、ダービーが夢のレースであることは、取材を通してひしひしと感じます。

『みんなのKEIBA』の放送でも、自然と特別な雰囲気に飲み込まれ、いつもとは少し違う高揚感が画面から伝わってしまうかもしれません。

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