2021.05.08

高配当続出のNHKマイルC。穴党記者がほくそ笑む一戦で狙いを定めた3頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 こうしたローテを見ても、アナザーリリックがいかに大事に使われてきたかがわかります。主戦の津村明秀騎手も、『(レースの)間隔は詰まっているより、開いたほうがいいと思う』と無理のないレース選択に賛同。"ゆとりローテ"が今回、ハマると見ています。

 また、『(アナザーリリックは)切れるというより、どんどんエンジンがかかっていくタイプ。東京は中山のようにトリッキーなコースではないので、マイナスになることはないし、初めてだけど、プラス材料は多いと思う。この馬にとってはレースを組み立てやすい、仕掛けやすい舞台だと思います』と津村騎手。加速に時間がかかる脚質からすれば、直線が伸びる舞台は大歓迎です。

 前走のアネモネSの前日は、不良馬場にまで馬場が悪化。レース当日は回復傾向にあったとはいえ、重馬場の消耗戦となりました。にもかかわらず、1分34秒8という走破時計をマークしたことはかなり優秀。乾いた馬場での時計勝負となっても十分に対応できると思います」

 松田記者はもう1頭、気になる馬がいるという。GIIIアーリントンC(4月17日/阪神・芝1600m)を勝ったホウオウアマゾン(牡3歳)だ。

「昨秋のGIIデイリー杯2歳S(11月14日/阪神・芝1600m)で、レコード勝ちしたレッドベルオーブのアタマ差2着に入った速力の持ち主。しかも、全3勝のうち2勝は重馬場の道悪競馬で、スピードとパワーを兼ね備えた馬だと考えていいでしょう。

 実はこういうタイプこそ、東京マイル向き、と捉えています。中団に控えた2走前の朝日杯FSでは9着に敗れましたが、持ち前の先行力を生かせば、GI勝ちも見えてくると踏んでいます」

 2013年には3連単で100万円超えの高配当が飛び出しているNHKマイルC。今年もここに挙げた3頭が、大万馬券を演出するかもしれない。