2021.05.07

NHKマイルCの過去の激走馬を徹底分析。高配当を呼ぶ4頭に行き着いた

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 最後にピックアップしたいのは、前走で重賞やオープン特別を制していながら、人気薄だった馬。こうした馬も過去に何度か波乱を起こしている。

 2013年に6番人気で2着と奮闘したインパルスヒーロー、2014年に17番人気で2着に突っ込んできたタガノブルグ、2015年に4番人気で2着に入ったアルビアーノらがそう。

 インパルスヒーローは、前走でファルコンSを制覇。タガノブルグは前走でオープン特別の橘S(京都・芝1400m)を、アルビアーノは前走でGIIIフラワーC(中山・芝1800m)を勝っている。

 今回、このパターンに当てはまるのは3頭いる。リステッド競走のアネモネS(3月14日/中山・芝1600m)を快勝して臨むアナザーリリック(牝3歳)に、アーリントンC(4月17日)を勝利してきたホウオウアマゾン(牡3歳)、そしてファルコンS(3月20日)を勝って挑むルークズネスト(牡3歳)である。

 3頭とも甲乙つけがたく、できることなら、どの馬も押さえておきたい。それでも、1頭に絞るのであれば、アナザーリリックだ。

 というのも、例に挙げた過去の3頭は皆、関東所属のジョッキーが騎乗していたからだ。2015年のアルビアーノの手綱をとった柴山雄一騎手も、その後に関西所属となったが、当時は関東所属だった。

 そして今回、アナザーリリックは関東所属の津村明秀騎手が騎乗。さらに、豪快な差し切り勝ちを決めたアネモネSの勝ちっぷりからしても、ここで勝ち負けを演じてもおかしくない。

 この春のGIは、高松宮記念から先週の天皇賞・春まで、堅い決着と波乱の決着が交互で来ている。順番からすれば、今回は波乱の決着となるが、はたして......。