NHKマイルCの過去の激走馬を徹底分析。高配当を呼ぶ4頭に行き着いた (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 次に注目したいのは、ステップレースの2着馬である。

 NHKマイルCの主なステップレースは、GIIIファルコンS(中京・芝1400m)、GIIIアーリントンC(阪神・芝1600m)、GIIニュージーランドトロフィー(中山・芝1600m)となるが、実は近年、そうしたレースの2着馬が立て続けに好走しているのだ。

 いい例となるのは、2018年に6番人気で勝利したケイアイノーテック(前走ニュージーランドトロフィー2着)、2019年に7番人気で3着と善戦したカテドラル(前走アーリントンC2着)、2020年に9番人気で戴冠を遂げたラウダシオン(前走ファルコンS2着)に、6番人気で3着と健闘したギルデッドミラー(前走アーリントンC2着)らがそうだ。

 どの馬も人気薄での激走ゆえ、今年もこのタイプは大いに狙い目となる。候補となるのは、前走ファルコンS2着のグレナディアガーズ(牡3歳)、前走ニュージーランドトロフィー2着のタイムトゥヘヴン(牡3歳)、前走アーリントンC2着のリッケンバッカー(牡3歳)だ。

 このうち、GI朝日杯フューチュリティS(12月20日/阪神・芝1600m)の覇者であるグレナディアガーズは人気が予想されるため、穴馬候補としては推しづらい。

NHKマイルCでの大駆けが期待されるタイムトゥヘヴンNHKマイルCでの大駆けが期待されるタイムトゥヘヴン そこで、タイムトゥヘヴンリッケンバッカーをここではオススメしたい。いずれも伏兵の域を出ないが、実力馬相手に好勝負を演じており、地力があるのは確か。一発の可能性も十分に秘めている。

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