難解な天皇賞・春。美女馬券師が渾身の予想で導き出した「勝負馬券」 (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 本命はディープボンド。この原稿を書いている時点で、週末の阪神競馬場の天気は雨が降る予報。開催も最終週。土曜の競馬でどれくらい馬場が荒れるかによって、日曜の状態は変わってくるとは思いますが、もし良馬場だったとしても、力の要る馬場になりそう。

 そうなると前走、雨の重馬場だったGII阪神大賞典(3月21日/阪神・芝3000m)で、5馬身差の圧勝劇を演じたディープボンドを軸にしたくなります。鞍上の和田竜二騎手は、2000年と2001年、テイエムオペラオーで天皇賞・春を連覇しているのも心強いです。

 対抗はワールドプレミア。前走のGII日経賞(3月27日/中山・芝2500m)ではスタートで少し出遅れて、後ろからの競馬に。直線、メンバー最速タイの上がりで追い込んで3着まで来ました。

 陣営からは、「前走は休み明けで動きも物足りず、ギリギリ間に合ったような感じ」というコメントもあったようですし、叩き2戦目の良化も期待したいです。しかも今回は、前走で先着を許した2頭との斤量差も縮まります(1着ウインマリリンとは前走4kg差→今回2kg差。2着カレンブーケドールとは前走3kg差→今回2kg差)。ここは、一昨年の菊花賞馬の復活に期待です。

 ▲はカレンブーケドール。「史上最強メンバー」と謳われた昨年のGIジャパンC(11月29日/東京・芝2400m)でも、勝ったアーモンドアイからコンマ2秒差の4着と健闘しました。重賞レースでも2着6回と、毎レース堅実に走ってくれる同馬。この馬に勝ってほしいと願う競馬ファンは多いはず。もちろん、私もそのひとりです。

 牝馬が天皇賞・春を勝てば、実に68年ぶりの快挙とのこと。馬名の由来は冠名+フランス語で「黄金の花束」。春の花が咲きほこる頃、この馬も大輪の花を咲かせることができるのか、注目です!

 ☆はディアスティマ。先述したように、今年は特殊な舞台で行なわれる天皇賞・春。同じ舞台で行なわれた前走、3勝クラスの松籟S(2月27日/阪神・芝3200m)を逃げ切り勝ちしており、ぜひ馬券に組み込みたいです。相手は強くなりますが、どこまで粘れるか!?

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