ほのかが皐月賞を予想。「絶対に入れたい!」と意気込む穴馬は? (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

 今回、距離は1ハロン伸びますが、同じ中山コースで再びいい走りを見せてくれるのでは、と思っています。勝負強さに定評のある池添謙一騎手が乗るのも、見逃せないポイントですね。

 このヴィクティファルスとスプリングSで僅差の勝負を演じたアサマノイタズラが▲です。新馬戦以来、ずっと中山のレースを使っていて、4戦すべて4着以内。中山の舞台が合っているように感じます。特に未勝利戦は2着に4馬身差の圧勝。すごく強かった印象が残っています。

 今回の皐月賞は乗り替わりが多いのですが、そのなかでアサマノイタズラはデビュー以来、ずっと嶋田純次騎手が騎乗。鞍上が馬の特徴を手の内に入れているのはプラスですね。

 個人的にはまったく不安を感じていないのに、人気薄なのは間違いなさそう。穴馬として絶対に入れておきたいところです。

 特注馬(☆)はダノンザキッド。というより、川田将雅騎手です。

川田騎手は過去5年の皐月賞で2回騎乗して、ともに馬券圏内に入っています。過去データ重視の私としては、これを見逃すわけにはいきません。

 ダノンザキッド自体、GIホープフルSを勝利。強い馬であることは間違いありません。ただそれ以上に、川田騎手の成績が優秀だと思って、☆にしました。

 △は、アドマイヤハダル、グラティアス、ラーゴム、タイトルホルダーの4頭です。

 アドマイヤハダルは若葉Sの勝ち馬。上がりが速いのが魅力です。そのうえ、今回はクリストフ・ルメール騎手が手綱をとるので、軽視できません。

 グラティアスは、前走で皐月賞と同じ中山・芝2000mの京成杯で勝利。2着に2馬身半差をつけての完勝ですから、今回も期待できます。

 過去2年、サートゥルナーリア(2019年)、コントレイル(2020年)と、皐月賞では無敗馬が戴冠を遂げています。それに続く可能性があるのは、エフフォーリアとグラティアスだけ。そういう意味でも、注目したい1頭です。

 ラーゴムは、GIIIきさらぎ賞の勝ち馬。北村友一騎手との相性もよく、相手が強くなっても安定して力を出してくれそうです。成績の割にそれほど人気にはならないようなので、狙ってみたいと思います。

 タイトルホルダーは、前走の弥生賞を逃げ切り勝ち。強い競馬で断然の1番人気だったダノンザキッドを退けました。実力馬ですから、押さえておきたいですね。

 私はいつも、ワイドと3連複を中心に馬券を買っているので、ふた桁人気になりそうなアサマノイタズラが来てくれれば、かなりの高配当が期待できそう。でも、エフフォーリアの軸は堅そうなので、今回は馬単や3連単での勝負もありかなと密かに思っています。

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