2021.04.16

皐月賞は荒れ馬場適性を重視。穴党記者は低評価の実力馬4頭をゲキ推し

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 スプリングSでは重馬場のなか、道中6番手から4角2番手と積極的な競馬を披露。勝ち馬にはアタマ差で敗れましたが、見せ場たっぷりのレースでした。ヴィクトワールピサ産駒でパワーが生きたとも言えますが、馬自身も一戦ごとに力をつけています。

 同馬を管理する手塚貴久調教師も『馬が自信を持って、ここに来て雰囲気が出てきた。スプリングSの時も、パドックなんかで馬が気持ちで負けていなかった』と評価しています。鞍上がGI初騎乗の嶋田純次騎手ということもあって、前評判は低いですが、甘く見ていると痛い目に合いますよ」

 坂本記者はもう1頭、GIホープフルS(12月26日/中山・芝2000m)の3着馬ヨーホーレイク(牡3歳)を穴馬候補に推奨する。

「デビュー2連勝を飾って、ホープフルSでも3着に好走。兄姉に活躍馬がズラリと並ぶ良血馬ですが、まだ重賞勝ちがない分、人気になりそうもないので、狙い目だと思います。

 前走のGIIIきさらぎ賞(2月7日/中京・芝2000m)でも2着に敗れはしたものの、荒れ馬場の大外から力強く伸びてきたのは力がある証拠。今の中山の馬場もうまくこなせると思いますから、人気以上の走りを見せても不思議ではありません」

 一方、デイリースポーツの大西修平記者も、荒れ馬場の適性を考慮。前走のGIII共同通信杯(2月14日/東京・芝1800m)で5着に敗れたステラヴェローチェ(牡3歳)の巻き返しに期待を寄せる。

「週末の天気は下り坂の予報。ステラヴェローチェは良馬場でも高いパフォーマンスを見せてきましたが、3走前のGIIIサウジアラビアロイヤルC(10月10日/東京・芝1600m)は不良馬場で完勝。道悪でもパフォーマンスが落ちないのが、この馬の強みです。バゴ産駒で血統的な裏付けもあるだけに、他馬が苦にするなら、馬場悪化はこの馬にとってプラスに働きそうです。

 前走の共同通信杯は、他馬より重い斤量57kgを背負ってのレース。勝負どころでスムーズさを欠くようなところもあったので、2着からコンマ1秒差の5着という結果なら、むしろ評価に値します。