2021.04.08

桜花賞はソダシよりサトノレイナス。キャリアや血統面などデータが後押し

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 これまでの勝ち馬5頭を見てみると、2011年マルセリーナと2013年アユサンが同レースで重賞初制覇。2012年ジェンティルドンナ、2014年ハープスター、2019年グランアレグリアの3頭もGⅠ初制覇だった。ハープスターは阪神JFで2着、グランアレグリアはGⅠ朝日杯フューチュリティS(阪神/芝1600m)で3着と、2歳時のGⅠで初の敗北を喫していた。ディープインパクト産駒は2歳時より、3歳春に素質を開花する馬が多いのだ。

 サトノレイナスは母系も優秀で、母バラダセールはアルゼンチンのオークス(ダート2000m)と、桜花賞に当たる1000ギニー(ダート1600m)の勝ち馬。全兄サトノフラッグは昨年のGⅡ弥生賞ディープインパクト記念(中山/芝2000m)を勝ち、GⅠ菊花賞(京都/芝3000m)で3着に入っている。

 一方、ソダシの父クロフネは、レイパパレやクロノジェネシスなどの母の父として、最近になって注目されている血統。ソダシを含めて8頭のGⅠ/地方交流GⅠ馬を出している。

 だが、3歳クラシックレースは勝利がなく、桜花賞も13戦して2着が1回のみ。2011年ホエールキャプチャ(2着)、2013年クロフネサプライズ(4着)と、2頭が1番人気に応えられなかった。牝系は伯母に地方交流GⅡ関東オークス(川崎/ダート2100m)のユキチャンなど活躍馬は多いが、ダートの活躍馬が多く、クラシックレースには無縁のファミリーだ。

 以上、ソダシvsサトノレイナスの対決は、キャリアや血統面から、サトノレイナスが逆転する可能性が高いと見る。アカイトリノムスメなど、他の有力馬の存在も気になるところだが、2頭の比較ではサトノレイナスを上に見たい。