2021.04.06

2強を脅かす馬はいるか? 桜花賞の行方が見える「3歳牝馬ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 4位は、前回もともに4位タイだったメイケイエールアールドヴィーヴル(牝3歳/父キングカメハメハ)の2頭。メイケイエールはチューリップ賞で1着となり、アールドヴィーヴルはクイーンCで2着と好走して、ともに前回よりもポイントを上げた。

土屋氏
「メイケイエールが秘めた能力は、阪神JFの上位2頭にもひけを取りませんが、とにかく問題は名手・武豊騎手ですら手こずる気性。チューリップ賞でもスタート直後から、かかりっぱなしでした。

 ところが、完全に終わったと思われた手応えから、ひと踏ん張りどころか、三踏ん張りして1着同着。もしかすると、ペースが速くなりやすい桜花賞のほうが、競馬がしやすいかもしれないので、無視できない存在です」

木南氏
「チューリップ賞もムチャクチャな走りを見せたメイケイエール。それでも、1着(同着)に入線して重賞3勝目を挙げました。桜花賞は思い切って逃げるのか、今度こそ折り合うのか、楽しみです」

吉田氏
「クイーンCはまさかの18kg減で臨んだアールドヴィーヴル。3歳牝馬がこの時期に長距離輸送をする難しさが出た印象を受けましたが、それでいて2着に入って本賞金を加算したことは評価できます。

 クビ差しが長く、胴長+脚長で、つなぎも長め。ストライドを稼げる走法で、骨格に似合う上質の筋肉がつけば、相当なレベルアップが見込める逸材です。

 クイーンCでは、重賞で好走しているククナより先に追い出しながらも、叩き合いでしっかりとねじ伏せた底力は見事。馬体の立て直しや体質の強化など課題は残るため、低いランキング付けになりましたが、上昇する可能性は秘めています」

 この他、アネモネSを勝ったアナザーリリックを市丸氏が、チューリップ賞で1着同着となったエリザベスタワーを土屋氏が高く評価。3位以下は大混戦と言える。桜花賞の結果次第ではガラッと順位が変わりそうだ。

 はたして、阪神JF上位の既成勢力がクラシックでも強さを示すのか。それとも、ステップレースを勝ち上がってきた新興勢力がさらなる躍進を果たすのか。牝馬三冠初戦の桜花賞に注目である。