2021.04.02

大阪杯、過去の激走パターンから浮上する2頭に託す「3強」の一角崩し

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 その理由としては、直近3走の中で馬券に絡んでいなくても、GIで掲示板(5着以内)に載っているレースがあること。さらに、過去例に挙げた3頭は、すべて前走からの乗り替わりだった。ワグネリアンも今回、武豊騎手から吉田隼人騎手に乗り替わる。新コンビによって、新味が出ることを期待したい。

 なお、同馬は昨年ノド鳴りの手術を行なっており、前走のGII京都記念(5着。2月14日/阪神・芝2200m)はおよそ7カ月半ぶりのレースだった。今回は叩き2戦目であり、上昇の余地が見込めるのも好材料となる。

 一方、2つ目のパターンにおいては、ブラヴァス(牡5歳)がオススメ。

 同馬は前走のGII金鯱賞(3月14日/中京・芝2000m)で10着と惨敗しているが、3走前にGIII新潟記念(9月6日/新潟・芝2000m)で1着、2走前にはGIIIチャレンジカップ(12月5日/阪神・芝2000m)で2着と、重賞で連続好走している。要するに、前走を度外視すれば、過去パターンにピタリとハマる。

 やや強引かもしれないが、金鯱賞は最低人気のギベオンが逃げ切り勝ちを収めた"特殊なレース"だった。加えてレース後、鞍上の福永祐一騎手(※今回の鞍上は三浦皇成騎手)が「(当日の)馬場が合わなかった」とコメントしている。前走を"なかったこと"とする理由づけはある。

 仮に前走の大敗がなくても、今回がGI初挑戦となるブラヴァスは上位人気を争うことはなかっただろう。そう考えると、過去の例に挙げた3頭とも雰囲気が似ている。それらと同様、よもやの大駆けがあってもおかしくない。

 今年初戦となるコントレイル、グランアレグリア、そしてサリオスがどんなレースをするのか注目を集める大阪杯。はたして、それら人気の有力馬を脅かす存在はいるのか。それが、ここに挙げた2頭であっても不思議ではない。