高松宮記念は近年「大荒れ」傾向。その理由を知る穴党記者が2頭を推す

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Msamitsu
  • Photo by Eiichi Yamane/AFLO

高松宮記念での大駆けが期待されるライトオンキュー高松宮記念での大駆けが期待されるライトオンキュー「この中間の坂路では、力強い脚色で4ハロン49秒2の好タイムをマークしているように、この馬の売りはパワーです。ゆえに陣営は今年、時計のかかる馬場になりやすいこのレースに向けて、早くから照準を絞ってきました。

 前走のGIIIシルクロードS(1月31日/中京・芝1200m)では、57.5Kgのハンデを背負って2着。負けはしましたが、いい前哨戦を消化できたのではないでしょうか。

 実際、叩かれて青写真どおりの上昇度を見せています。ここで、鞍上を横山典弘騎手にスイッチしたのも、本気で栄冠を獲りにきた陣営の決意の表れのように感じます」

 重馬場での実績もあるライトオンキュー。一発の魅力は大いにある。

 一方、日刊スポーツの木南友輔記者は今回の出走予定メンバーを見て、「意外と混戦。どれを本命にするかという時点で、あれこれ悩んでいます」という。それだけ難解のレースと言え、ここ数年と同じく、人気の盲点となった馬の台頭が十分に考えられる。

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