若手ジョッキーの活躍に胸躍る堤礼実アナ。同時に抱く複雑な思い...

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第11回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、春の大一番に向けて頭角を現し始めた「新星」と、若手ジョッキーについての話を聞いた――。

 年が明けて1月8日、首都圏で緊急事態宣言が再発令され、競馬は再び無観客開催に戻りました。

『みんなのKEIBA』も、競馬場ではなく、フジテレビの本社スタジオからの放送に。また、レギュラー陣がスタジオに勢ぞろいできるようになったと喜んでいたのも束の間、井崎脩五郎先生は再び電話での出演となっています。

 日本中のみなさんが同じ難局と向き合っているわけですから、仕方のないことですが、やはり寂しさはあります。早く以前のように、大観衆が集う競馬場からメンバー全員でレースをお伝えできたらいいな、と思っています。

 そんな少し気持ちが落ち込みがちな状況ということもあって、私は思い切って髪をバッサリと切りました!

 番組内では佐野瑞樹アナウンサーから「髪を切って気分一新の堤さん」と紹介され、私も「生まれ変わりました!」と答えましたが、髪を切ったのは今ある現状から何かを変えたかった、という思いがあります。

 今は気軽に外出することもままならず、人にも会えない。どうしても気持ちはふさがり、気分的に暗い方向へいってしまいがち。そこで、気分転換を図って、気持ちを明るくしたいなと思って、わかりやすく髪を切ってみました。

 年明け最初のこの連載で「今年は体を動かす!」と宣言したばかりなので、筋トレに励んでもよかったのですが、そちらはまったくはかどらず......。明日から始めようと思います(苦笑)。

 さて、肝心の競馬のほうはというと、春のGIシリーズに向けて有力各馬が始動し出していますが、前哨戦ではそうした有力馬を脅かしそうな"新星"も登場し始めています。

 なかでも私の印象に残っているのは、東京新聞杯を勝ったカラテです。最後の直線で抜け出した勝ち方があまりにも鮮やかで、「すごい!」と驚かされました。

1 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る