2021.02.18

混戦のフェブラリーS。注目は「勝ちだしたら止まらない」血を持つ5歳馬

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 人気を集めそうなカフェファラオ(牡4歳/美浦・堀宣行厩舎)も、やはり軽視は禁物だ。これまでキャリア6戦とレース経験は少ないが、GⅢユニコーンSなど東京ダート1600mでは2戦2勝。1900mのGⅢシリウスSも勝ってはいるが、5馬身差をつけたユニコーンSでのパフォーマンスが特に印象的だ。

 父アメリカンファラオは米国のクラシック三冠馬で、産駒には地方交流GⅠジャパンダートダービー(大井/ダート2000m)勝ち馬のダノンファラオ、芝1600mの仏GⅠを勝ったファンゴッホなど、マイルの上級馬を出している。カフェファラオと同じくモアザンレディを母の父に持つフォーウィールドライブは、今年から日本で供用される新種牡馬だが、同馬は芝1000mの米GⅡBCジュヴェナイルターフスプリントを勝っている。アメリカンファラオ産駒は短距離~マイルの適性が高いようだ。

 アメリカンファラオ産駒の東京ダート1600mでの成績を見てみると、これまで9戦と出走は少ないが、カフェファラオの他にもダノンファラオ、ナイルリバーも含めて4勝。勝率44.4%、連対率55.6%と極めて高い数字が残っている。前走のチャンピオンズCで6着に終わったカフェファラオにとって、距離が1600mに戻るのは好材料と言える。

 以上、今年のフェブラリーSは、データと血統的傾向が後押しするオーヴェルニュとカフェファラオを中心に臨みたい。