堤礼実アナが数々の名勝負に感謝。同時に深く反省したこととは? (2ページ目)

  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

 さて、今年の競馬の話をする前に、まずは昨年末のGI有馬記念について振り返ってみたいと思います。

 有馬記念は一年を締めくくる、いわばお祭り。毎年楽しみなレースのひとつです。

 昨年の秋のGIシリーズを振り返ると、ほとんどのレースで1番人気の馬が勝ちました。でも、どちらかと言うと私は、「本当に大丈夫かな?」と、ちょっと不安な気持ちでレースを見ていることが多かったような気がします。

 有馬記念でも、クロノジェネシスが1番人気に推されましたが、私は「どうなんだろうか?」という思いのほうが強かったですね。でも、終わってみれば、クロノジェネシスが春秋グランプリ制覇! 1番人気の馬を疑ってばかりいたことを、改めて反省しました(苦笑)。

 個人的に注目していたのは、サラキアでした。この連載でも何度か触れてきましたが、鞍上の松山弘平騎手は昨年ずっと調子がよかったので、有馬記念でも注視していました。そして実際、11番人気のサラキアを2着に導く奮闘ぶり。今年もさらなる飛躍を期待したいですね。

 有馬記念当日の『みんなのKEIBA』では、元・プロ野球選手の佐々木主浩さん、山本昌さんがゲストでした。

 馬主でもある佐々木さんはもちろん、競馬通で知られるおふたりは、普段から大の仲よし。オンエアー前からそれぞれの予想をぶつけ合っているのを、私は「なるほどな」と思いながら横で聞いていたのですが、まるで少年のようにあれこれ言い合っている姿に、一緒に見ていた細江純子さんは、「おふたりを見ていると、母性をくすぐられる」と言っていました(笑)。

 同じ日の「みんなの夢馬券」のコーナーでは、井崎脩五郎先生と細江さんの予想対決も、ついに決着となりました。

 昨年は細江さんの的中率の高さが目立っていましたが、有馬記念の一週前に井崎先生が見事に的中して逆転。そのまま豪快な差し切り勝ち(?)を決めました!

 1年を通して、見応えのある勝負を楽しく見せていただきました。

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