2021.01.16

すべて1勝馬。「荒れる」要素が増した京成杯で穴党記者が見極めた4頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 デビュー戦は良化途上で臨んでいただけに、一度使われた上積みも大きく、前走以上のパフォーマンスを発揮することは可能でしょう。坂のある阪神コースも苦にしなかっただけに、中山コースも問題なさそう。時計がかかる馬場も合いそうですし、デビュー2連勝で重賞制覇を果たす可能性は十分にあると踏んでいます」

 大西記者ももう1頭、気になる馬がいるという。タイソウと同じ馬主のアクセル(牡3歳)だ。

「逃げた前走の新馬戦(12月13日/阪神・芝1800m)は、前半1000mを62秒4のスローペースに持ち込み、ラスト3ハロンでは11秒台のラップを3回並べて押し切りました。鞍上の横山典弘騎手も『素直な馬で乗りやすかった』と、その操縦性を高く評価。自ら緩急を作って、結果に結びつけたセンスは相当なものだと思います。

 使われたあとのダメージはまったく感じませんし、馬体減もない様子。この中間の攻め気配も、デビュー前よりもよくなっており、心身ともに上積みが見込めます。コーナー4つの設定も、持ち味のレースセンスや機動力を生かすうえでは、むしろプラスに働くのではないでしょうか。

 スタートを決めて、スムーズな先行策を取れれば、そう簡単には止まらないはず。長距離輸送をうまくクリアできれば、好勝負を演じてもおかしくないですよ」

 1勝馬だけによる一戦ゆえ、能力差は未知数。それゆえ、思わぬ高配当が生まれる波乱が起こっても不思議ではない。それを演出する馬が、ここに挙げた4頭の中にいるかもしれない。