2020.12.26

有馬記念はアーモンドアイと接戦を演じた馬たちが中心。なかでも穴は…

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

 今回は鞍上が、津村明秀騎手から池添謙一騎手へと乗り替わり。聞くところによると、ジャパンCのあと、オーナーサイドから騎手交代の要請があったようです。

 津村騎手もここまで手綱を任されながら、ずっと勝てなかったこと、そしてジャパンCでは「3強」の一角崩しまであと一歩だったことへの悔しさはあったはず。そういう意味では、今回の乗り替わりは気の毒ですが......、勝負の世界ですから、こればかりは仕方がありません。

 翻(ひるがえ)って、池添騎手が空いていたことは、カレンブーケドール陣営にとってはラッキーだったと思います。

 ジョッキーにとっては、こういう代打騎乗、しかも能力はあるが、人気の中心ではない馬に乗る時は、かなり前向きに、それでいて、余計なプレッシャーもなく、気楽に乗れるものです。負けても、そこまで怒られることはないですから、思い切って「一発狙ってやろう」という気持ちですね。

 そして池添騎手ですが、とりわけこういう代打騎乗がプラスに働くタイプです。昨年はGIマイルCSで、テン乗りのインディチャンプで快勝。今年も、GI安田記念(6月7日/東京・芝1600m)において、ルメール騎手がアーモンドアイに騎乗するため、手綱が回ってきたグランアレグリアでアーモンドアイに完勝しました。

 そもそも、池添騎手は有馬記念で過去4勝。「グランプリ男」の異名を持ち、このタイミングで乗り替わる騎手としては、間違いなく最適な存在です。

 ということで、池添騎手という頼もしいパートナーを得たカレンブーケドール。「ヒモ穴」とはいえ、先頭で突き抜けるシーンまで想像しています。

 三冠馬3頭とほぼ並んでゴールを駆け抜けた馬ですから、能力で見劣ることはないはず。アーモンドアイが引退した直後に、国枝栄厩舎の後輩牝馬がGI制覇となれば、これまたドラマですね。

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