2020.12.26

有馬記念はアーモンドアイと接戦を演じた馬たちが中心。なかでも穴は…

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

 想像するに今回は、フィエールマンの他、オーソリティ(牡3歳)、ラッキーライラック(牝5歳)といったノーザンファームの有力なお手馬から、好きな馬を選べる立場にあったと思います。その中から、フィエールマンを選んだということは、仕上がりやコース適性を含め、「この馬が一番だ」という考えに至ったからでしょう。

 昨年の有馬記念では4着。凱旋門賞帰りだったこと、アーモンドアイを負かしにいって結果的に早仕掛けになってしまったことを考えれば、内容は悪くなかったと思います。今回はルメール騎手が乗ることで、昨年以上の成績が期待できるのではないでしょうか。

 一方、クロノジェネシスも今年は本当に強い競馬を見せています。そして、東京コースの天皇賞・秋よりも、中山コースの有馬記念でのほうが、いかにもパフォーマンスを上げてきそうなタイプです。

 今年のベストパフォーマンスは、直前の大雨でやや重という発表以上のタフな馬場となったGI宝塚記念(6月28日/阪神・芝2200m)での6馬身差圧勝でしょう。有馬記念も例年、たとえ良馬場でも上がりのかかるタフなレースになるので、中山コースは初めてになりますが、適性を示す可能性は高いと思っています。

有馬記念で一発あってもおかしくないカレンブーケドール有馬記念で一発あってもおかしくないカレンブーケドール  さて、今年の有馬記念で「ヒモ穴馬」として期待しているのは、クロノジェネシスと同期の4歳牝馬、カレンブーケドール(牝4歳)です。

 同馬は、GIジャパンC(4着。11月29日/東京・芝2400m)からの参戦。フィエールマンやクロノジェネシスと同じく、秋競馬でアーモンドアイとしのぎを削ってきた1頭となります。

 実際、ジャパンCのゴール前で見せた、コントレイルやデアリングタクトとの大接戦には痺れました。ずっと勝ち星がないので、地味な存在ですが、地力の高さは確かです。