横山ルリカ、有馬記念の本命は?カギを握るのは「キセキ」 (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

 ジャパンカップで接戦の4着だったカレンブーケドール(牝4歳)には"グランプリ男"の池添謙一騎手が騎乗します。池添騎手のGIでの回収率は100%超えているので、買っていれば馬券はプラスという恐ろしいことになっています(笑)。この馬のポイントは、追い切りではないでしょうか。GⅡオールカマー(2着)とジャパンカップ(4着)は坂路でしたが、ウッドコースのほうが、いい結果が出ています。今回が「コース追い」ならいい結果が出るかもしれません。

 そして、有馬記念といえば、好成績を収めている3歳馬。といっても、勝った3歳馬10頭中9頭は前走GIで、さらにそのうち7頭はGIを勝ったことがある馬と、相応の格が求められます。

 私が注目しているオーソリティ(牡3歳)は、クラシックに出走がかなわず、この条件は満たしていませんが、GⅡアルゼンチン共和杯(東京/芝・2500m)で初対戦の古馬を難なく撃破したことも考えると、同等のポテンシャルは秘めている気がするので、3歳馬の中で一番楽しみにしています。血統も父オルフェーヴル(2011年、13年優勝)に母父シンボリクリスエス(2002年、03年優勝)という"有馬記念血統"。シンボリクリスエスが亡くなったばかりということもあるので、どうしても気になってしまいます。

 手広くなってしまいそうですが、ラッキーライラック以降の馬については、枠順を踏まえ、当日まで迷いたいです。いい馬ばかりで、「買いたい買いたい!」となっていますが、枠は3つしかないと思うと、悩ましいですね(笑)。

 今年は海外に遠征する馬が少なかった分、国内にいい馬が集まって、各レースが充実した年になりました。最後にドラマがつきものの有馬記念、楽しみです!

【profile】 
横山ルリカ(よこやま・るりか) 
1991年9月27日生まれ。神奈川県出身。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。現在、「めざましテレビ」(フジテレビ系)のリポーターや「競馬予想TV!」(CS・フジテレビONE)のアシスタントとして出演。今夏の競馬シーズンの「KEIBAプレミア」(UHB)MCも務めた。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、20年4月からはTOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜日15時〜生放送)にレギュラー出演中。

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