朝日杯FS、穴党記者がレース条件と過去データから見出した4頭の穴馬 (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 そのうち、2011年に勝ったアルフレードと、2013年の勝ち馬アジアエクスプレスは、ドゥラモンドと同じ手塚貴久厩舎の所属馬。ドゥラモンドはここまで、発馬に手こずるレースが続いていますが、勝ち方を知っている陣営の仕上げに期待しています。

 今回は約3カ月ぶりのレースになりますが、手塚調教師によれば、『前走の1勝クラス・アスター賞(9月12日/中山・芝1600m)の時よりパワーアップして、馬自身もしっかりレベルアップしている。良馬場なら、もっと切れる感じ。ゲート練習も繰り返している。出るのは遅いけど、駐立はだいぶよくなった』とのこと。かなりの良化が見込めます。

 新馬戦(7月11日/福島・芝1800m)では、息の長い末脚を見せて勝利。アスター賞では、上質の瞬発力を発揮しました。これまでの2戦で奥の深さを見せているので、GIでも楽しみです」

 勢力図が固まっていない2歳牡馬戦線。それはつまり、どの馬にも勝つチャンスがあるということ。ここに挙げた4頭が、そのチャンスをつかんでも不思議ではない。

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