2020.12.19

朝日杯FS、穴党記者がレース条件と過去データから見出した4頭の穴馬

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

「タフな条件になれば、パフォーマンスを上げてくるのが同馬。現在の状態もよく、1週前の段階では出走を予定していたGIIデイリー杯2歳S(11月14日/阪神・芝1600m)を使えなかった影響を感じさせる重めのシルエットでしたが、その後の意欲的なCW追いでグーンとよくなった印象があります。

 今週の追い切りも迫力満点。前向きさがあって、およそ4カ月の休み明けでも能力を出せる仕上がりです」

 過去2勝は左回りの新潟コース。舞台が右回りの阪神コースに替わっての不安はないのだろうか。

「1週前のコース追いでも、手前をスムーズに変えて、どちらの手前になっても走りはダイナミック。大きくて、広いコースであれば、右でも、左でも、回りは問題ありません。

 スピード持久力とパワーが生きる展開になれば、確実に上位争いに加わってきそうです。また、今回は前付けで結果が出ている馬が多く、適度に上がりがかかりそうなのも、追い風になるでしょう」

 吉田記者はもう1頭、超人気薄の馬を推奨する。

「未勝利を勝ち上がったばかりで、果敢にGIに挑戦するテーオーダヴィンチ(牡2歳)です。ダイワメジャー産駒ですが、胴長+脚長でスラッとしたシルエット。道中の折り合いに不安はなく、過去2戦ともに好位から上手な立ち回りを見せました。

 ストライドが伸びる走法ながらも、馬込みを苦にせず、長い直線でしっかりとした脚を使えるタイプ。性別や年齢は異なりますが、大まかには昨年の"2歳女王"レシステンシアと同類と見ていいと思います。

 キャリア2戦で持ち時計は大きく見劣りますが、これは流れによるものが大きく、速い馬が引っ張ってくれる展開なら、大幅に時計を短縮できるはず。タフな設定で上がりがかかれば、この馬のポテンシャルも侮れませんよ」