2020.12.09

近年では稀に見る大激戦。阪神JFの行方も占う「2歳牝馬ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

 4位は、アルテミスSで2着に入ったククナ(牝2歳/父キングカメハメハ)。母は桜花賞2着、オークス3着のクルミナルという良血だ。

吉田氏
「母はクラシックで活躍した馬格のあるディープインパクト産駒でしたが、ククナはキングカメハメハ産駒で馬体重450kg前後と、ややコンパクトなシルエット。骨格からすれば、もう10kg~30kgぐらいは増えてもいい感じなので、伸びしろは大きいと判断できます。

 ストライドがよく伸びる一方で、上々の加速力を持っていて、タメが利けば爆発的な脚を使えそう。現にアルテミスSでは、道中で我慢したことがゴール前の末脚につながりました。素材は確かで、これからの成長度合いによっては、トップレベルで高いパフォーマンスを発揮できる可能性を秘めています」

 5位は、ステラリア(牝2歳/父キズナ)。1勝クラスのベゴニア賞(11月29日/東京・芝1600m)では、牡馬相手にクビ差の2着と好走した。

木南氏
「新馬戦(6月6日/阪神・芝1600m)、2戦目の未勝利戦(6月27日/阪神・芝1400m)は、いずれも3着でしたが、もったいない競馬だったと思います。実際、そこからひと息入れて臨んだ3戦目の未勝利戦(10月31日/京都・芝1800m)は、5馬身差の圧勝でしたからね。その後、ベゴニア賞も強い競馬で2着。まだまだ奥がありそうです」

 今回、選者それぞれの意見が割れたため、4位以降は大激戦となった。5位と1ポイント差の6位には、アールドヴィーヴル(牝2歳/父キングカメハメハ)、インフィナイト(牝2歳/父モーリス)、オパールムーン(牝2歳/父ヴィクトワールピサ)、ポールネイロン(牝2歳/父オルフェーヴル)と4頭の馬が並んだ。つまり、2歳牝馬の序列はまだ固まっていない証拠。阪神JFやその後のレース次第で、今後のランキングは大幅に変わっていきそうだ。