2020.12.09

近年では稀に見る大激戦。阪神JFの行方も占う「2歳牝馬ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

 2位は、12ポイントで並んだ2頭。2戦2勝のサトノレイナス(牝2歳/父ディープインパクト)と、冒頭でも触れた3戦3勝のメイケイエールとなった。

木南氏
「サトノレイナスは、2戦目の1勝クラス・サフラン賞(10月4日/中山・芝1600m)の勝利が鮮やかでした。デビュー前に『兄(サトノフラッグ)より早くから活躍できる』と、管理する国枝栄調教師も期待を寄せていました」

吉田順一氏(デイリー馬三郎記者)
「全兄サトノフラッグは馬体重490kg前後で、サトノレイナスは同470kg前後。牡牝の差を考えれば、類似していると判断できます。また、ディープインパクト産駒ながら、掻き込みの利いたフットワークが特徴。それでも、柔らかさがあって、ストライドも稼げるため、長くいい脚が使えます。そうした点も全兄と同様です。

 現在の行き脚や道中の反応などを見る限り、伸びしろはまだまだありそう。それでいて、2戦2勝と血統&素材のよさをきちんと示しており、今後の成長が楽しみな逸材です。阪神JFでどれだけのパフォーマンスを見せるか、という以上に、来年の春にはどこまで成長しているのか、という点に興味が膨らみます。マイルからクラシックディスタンスまで活躍できそうな点もストロングポイントです」

市丸氏
「メイケイエールはソダシと同じく3戦3勝ですが、1400mまでしか走っていない分、やや数値が低くなっています。ファンタジーSはレコード勝ちでしたが、かなりギリギリの勝利に見えました。マイル戦での瞬発力勝負になると、現状では心許ないところがあります」

土屋氏
「軽い芝適性で言えば、母父ハービンジャー、父ミッキーアイルというメイケイエールのほうが、ソダシよりも上でしょう。ファンタジーSは、この馬自身の前後半のラップはほぼ同じで、偏りがありませんでした。となれば、もう1ハロンの距離延長はそれほど苦にならないでしょう。

 ただ軽い芝向きゆえ、京都開催がなく、使い込まれた阪神競馬場の馬場に対応できるかどうか。阪神JFでは、その辺りに不安があります。また、今後を見据えた場合、オークスでは距離面で心配を抱えています」