2020.11.26

ジャパンCで「3強」の一角崩しに期待。伏兵扱いの実力馬が3頭いる

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 マカヒキ(牡7歳)だ。

 同馬は、2016年のGI日本ダービー(東京・芝2400m)の覇者だが、その後はGIでの勝ち星はなし。最近は、ふた桁着順に沈むことも多くなってきた。今春のGI大阪杯(4月5日/阪神・芝2000m)でも11着と大敗。今回はそれ以来のレースとなり、低評価にとどまることは必至だ。

 だが、過去の例からして、ここでの突如の"変身"があってもおかしくない。この休養期間に効果的なリフレッシュができ、うまく立て直しを図っていれば、「3強」の一角崩しが期待できるかもしれない。

 実は、GI馬が人気を落して波乱を起こすパターンは、他にもある。天皇賞・秋の敗戦組による反撃だ。

 例えば、先に触れたジャガーメイル、トーセンジョーダン、さらには2014年に4番人気で頂点に立ったエピファネイア(天皇賞・秋6着)、2015年に4番人気で勝利を飾ったショウナンパンドラ(同4着)、2018年に4番人気で2着となったキセキ(同3着)らである。

 この例に当てはまる馬も、今回の出走馬の中に1頭だけいる。キセキ(牡6歳)である。

 2018年にも同じ臨戦過程で2着となっているが、今回は天皇賞・秋で5着。「3強」の他にも生きのいい有力馬が顔をそろえ、一段と人気薄となることは間違いない。

 ともあれ、今春のGI宝塚記念(6月28日/阪神・芝2200m)では2着。まだまだGIで戦える力があることを示している。過去の例からしても、反撃の見込みは大いに考えられる。「3強」を脅かす候補として、押さえておきたい1頭だ。

 歴史的な一戦を前にして、異常な盛り上がりを見せている競馬界。無論、熱視線が注がれているのは「3強」の争いだが、そこに割って入る馬に期待を寄せている穴党もいる。その期待に応える馬が、ここに挙げた3頭の中にいるかもしれない。