マイルCSは1番人気が苦戦中。豪華メンバーで狙うは3、4番人気だ (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 だが、そうした勢いのある馬は決して侮ってはいけない、ということだ。

 そして、今年もこのパターンに当てはまりそうな馬がいる。ヴァンドギャルド(牡4歳)とカツジ(牡5歳)である。

 ヴァンドギャルドは富士S(10月24日)を、カツジはスワンS(10月31日)を快勝してここに挑むが、好メンバーがズラリとそろった今回は、さすがに上位人気は見込めない。

 しかしながら、直近のステップレースを勝って上り調子であることは確か。過去の例からしても、軽視は禁物だ。いずれかが、あっと驚く大駆けを見せても不思議ではない。

 次週のGIジャパンC(11月29日/東京・芝2400m)では、無敗の三冠馬であるデアリングタクトとコントレイル、さらには史上最多の芝GI8勝を挙げたアーモンドアイの対決が実現。その歴史的な一戦に向けて、早くも異常な盛り上がりを見せているが、今年はマイルCSも超豪華メンバーがそろった。稀に見る最上級の戦いを見逃してはいけない。

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